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メルカリの成長と赤字体質からの脱却

メルカリは国内シェアで圧倒的な存在となっている中古品売買サイトを運営している会社です。みなさんも一度は使った事があるのではないでしょうか。
PCサイトで先行するヤフーや楽天を尻目に、徹底したスマホでの使いやすさを追求。UIユーザーインターフェースを洗練した事でシェアを奪い、スマホの普及とともに急成長を遂げました。
その後は、個人間取引のネックとなる商品の発送についても研究・開発を勧め、コンビニでの発送網を構築。また、メール便と呼ばれる格安配送や個人情報の漏洩を防ぐ為の匿名配送などサービスを充実させていきました。
同社の収益のメインはこのメルカリでの売買手数料です。決済代金の10%を徴収しており、上場以来売上は拡大。2020年6月期にはじ760億円まで拡大。今期には1000億円を目指す勢いです。
こうしてみると超優良企業に見えますが、一方で上場以来赤字となっています。
国内での圧倒的シェアを背景にアメリカ市場に進出。これが収益を圧迫しています。もっとも、アメリカ市場でシェアを奪う事ができればさらなる成長が見込める為、同社はこの進出を止める気配はありません。
もう1つの収益圧迫要因はメルペイと呼ばれる決済手法です。スマホ決済についてはPAYPAYと覇権を争う姿勢を見せキャンペーン費用がかさんだことが収益を圧迫しました。ただ、この点についてはPAYPAYの覇権がほぼ決定的となった事からメルペイでのキャンペーン費用は今後抑えられると見られます。
会社側は2年後の2022年6月決算にて黒字に転換すると予想しています。長らく続いた赤字体質からの脱却となり黒字化となれば、株価は大きく上昇する可能性があります。
ただし、これにはアメリカ市場での成功が必要になると考えます。アメリカ市場での認知の向上と使用率の上昇が鍵となります。
実際にアメリカ市場での進捗がどの程度となっているかは決算書を読むしかりません。投資顧問会社など、独自の調査・取材をしている所ならある程度把握している可能性もありますのでその当たりも頼って調査してみるのも良いでしょう。現在では無料で銘柄相談などを行う投資顧問会社は少なくありません。
その他、面白い事を考察しているサイトもありました。メルカリへのTOBのです。詳細はコチラの記事をご覧ください。
キャッシュレスサービスであるPAY事業とアメリカ市場の知見のあるソフトバンクやポータルサイトのヤフーという観点から見られていますので、面白い考察だと思います。